君の名は。
8月26日、バイトが終わってからバイト先近くの小さな映画館で「君の名は。」を観てきた。一人で。
https://twitter.com/_leo_isaac/status/769116467375722496
周りはカップルだらけ。もう心が折れそうだったが、なんとか劇場でぼっち席を見つけ、座れた。映画が始まったら、ぼっちで観に来たこととか、彼女ができないこととか、その他諸々の不安は吹き飛んだ。新海誠監督作品特有の映像美、物語の運び、それらに心が惹きつけられる。いつの間にか涙していた。
今回は「君の名は。」の感想を適当に書いていく。といってもネタバレしてはアレなので、軽く観たまんまの感想をね。
田舎町で暮らす女子高校生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったことのない山奥の町の女子高校生になった夢を見る。繰り返される不思議な夢。明らかに抜け落ちている記憶と時間。入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、互いに入れ替わっていることを自覚し、メモを残すなどして互いに意思疎通をとり始める。そうして時に喧嘩し、時に相手の人生を楽しみながら日々を過ごすようになっていた…
自分は新海誠監督作品を全て見てきた。「ほしのこえ」から「言の葉の庭」まで。その全てが映像美に優れ、またストーリーが切なく儚い。ジブリ好きの自分がハマるのにそう時間はかからなかった。
「君の名は。」も例に漏れず、しかも以前よりも映像が美しく感じた。新海誠監督にかかれば、とうに見知った景色さえ絶景となる。有機物だろうが、無機物だろうが、全て輝いて見える。光、水、風、空、星をも美しく描き出す。
そして何より脚本も手がけていて、今年叩かれてたワンクールの某アニメとは訳が違う。男女の淡い恋心、近づき離れを繰り返す彼らの関係、その心情さえ、前述した映像美と相まって、素晴らしい演出となっている。
新海誠監督作品で個人的に気に入っているのが音楽だ。ピアノとバイオリンの曲がヤバい。これは自分の頭では文章に出来ない。是非、劇中に耳をすませてほしい。
今回は珍しく(?)RADWIMPSの楽曲を劇中に起用し、宣伝にも大きく利用されていた。自分はRADWIMPS好きでもあるので、新海誠監督の描く映像美とRADWIMPSの曲調の組み合わせがもうたまらなかった。今後も是非、RADWIMPSの曲を採用してもらいたいものである。
ここまで新海誠監督作品の感想を綴ったが、ここからは「君の名は。」について書いていこうと思う。ネタバレはしない主義なので、どうしても内容が薄く感じるかもしれないが、ご容赦願いたい。
実はロードショーの2,3週間前に小説版が販売されていて、自分もオチを把握してからの映画であった。だから映画を観て感動はするだろうけど、涙までは流さないと思っていた。(ちなみに小説を読んだ時点で泣いたか泣いてないかというと、泣いた)
甘かった。咽び泣くほどではないが、エンドロールで自分の頬を涙が伝っていくのが分かった。なんだろう、劇中の瀧と三葉は夢の中で互いの人生を体験するが、映画を観に来た俺らはスクリーンを通して二人、そしてその周囲の人々の人生を体験している感じ。
駄目だ、上手く書けない。なんか上手いこと書けたら追記する形で。
9月15日、追記
鬱。マジ鬱。何で鬱かって、「君の名は。」輝きすぎ。俺の人生何なんだよ。。。誰か替わってくれ。