pixivインターンに参加しました!

3月6日から17日までの平日の10日間でpixivインターンに参加してきました!その感想をここにまとめたいと思います。

GitHub選考に挑戦

そもそもpixivインターンを知ったのはインターン応募期間の最終日で、時間も無いしGitHub選考で出しました。GitHub選考は往々にして通常の選考に比べて記入量が圧倒的に少ないので、時間が無い時は頼っても良いかもしれません。

GitHubには色々と上げてはいるものの綺麗なコードとは言えないし、一次選考が通った時は驚きました。全くもって自分がGitHubに上げてきたものに自信が持てなかったのです。これについては、まとめの方で書きます。

二次面接はpixivのエンジニア2人とappear面接です。めちゃめちゃ緊張していたので、今となってはどんな事を訊かれたのかうろ覚えです。とにかく自分がGitHubに上げてるリポジトリの話でした。数日後、おいでメールが来た時は思わず外出先でガッツポーズしました💪🏼

 

Hello, pixiv!

インターンが始まり、素敵なオフィスでのお仕事が始まりました。と言っても、やる事はpixivの開発・保守ではなく、『世界に向けたプロダクト作り』です。

一からプロダクトを企画し、実装する。まるでハッカソンのようですが、「創作活動を支援する」ものであること、「世界に向けたプロダクト」であることという大きな制約があります。これを満たすことが非常に難しかったです。

 

生みの苦しみ

自分たちの班のメンバーの半分は音楽経験者ということで、「音楽を始めようとしている人を助ける」何かを作ろうということになりました。しかし、なかなかアイデアがまとまりません。面白い案はポンポン出てきますが、10日間では到底実装が無理だったり、実際に作ってみてみてもユーザーに刺さるものではないということでボツになります。

https://github.com/i544c/session

↑ボツ案の一つ

 

第一週目は、コレだ!という案が出ずに終わりました。そして第二週目、今まで出てきた案を基にもう一度練り直していた時に、ふと「IT系の情報ってオープンだけど、音楽の情報ってクローズドだよね」という話が出てきました。そこで音楽の情報を一箇所に集める、Qiitaの音楽版みたいなものを作ろうという話になり、実装が始まりました。

https://github.com/i544c/pressto

http://pressto.cf ←現在修正中…

 

最終的には何とか形になり、審査する重役の方々や社員さんに試して頂くことが出来ました(フレームワークに穴を開けすぎて案の定XSSされましたが…)。

 

最終結果発表では1番になることは出来ませんでしたが、2週間の間、4人で本当に悩みに悩み抜いて出したものなので、構想としては他チームに劣らないものであったと確信していますし、チームの仲は最高でした。

チームメンバーのビジネス職のらがーはプレゼンを作り、4回に渡って発表してくれました。デザイナー職のKaoruは本当に夢のある色んな案を出してくれましたし、高速で最高のデザインを提供してくれました。自分と同じくエンジニア職のりゅうやはフロントエンドのロジックもデザインもパパッとやってくれて、自分はバックエンドに専念できました。

第一週目は生みの苦しみを、第二週目はまだまだ自分が実力不足であることを痛感する日々の連続でした。しかし最高の思い出であったことは間違いありません。3人とも本当にありがとう!

そしてメンターのnanikakaさんとtommyさんは、僕らがアイデアを練るのに詰まった時、いつも的確なアドバイスをくれました。お忙しい中、作ったサービスを実際に触って頂き、色々と感想やバグ報告を頂くことが出来たのは本当に嬉しかったです。ありがとうございました。また/tadsan(さん)?/ を始めとしたpixivエンジニアの方々の技術的なアドバイスや、昼食にと会社近辺の美味しいお店に連れ出してくれた社員の方々のお心遣いが非常に嬉しかったです。社員の方々には本当に感謝しっぱなしでしたm(_ _)m

 

実装が慌ただしくなってらがーの最終プレゼンの練習に全然付き合えなくて申し訳なかったり、Kaoruの出してくれるプラスαの案を実装出来るだけの実力がもっとあれば良かったとか、もっと企画を詰められたのにとか、実装を先走り過ぎたとか、自分の反省すべき点は多々ありました…

今回の反省を活かし、もっと実力をつけて、(許されるのなら)またpixivインターンに参加したいです!

 

まとめ

最初の方でGitHub選考で出したものの自信が無かった、と書きました。審査をした社員(メンター)のnanikakaさんが最終日の飲み会で明かしてくれました。「れおはGitHubに色々と面白い物を上げていた」。どのリポジトリも色々学習しながら作ってきたものばかりで、コードの綺麗さやロジックに趣向を凝らしたものとは言えなかったので、そこら辺は本当に自信がなかったのですが、pixivエンジニアが注目してくれたのはアイデアだったのです。

「コードは誰でも書ける(誰でも書けるとは言ってない)が、その前にアイデアを思いつくのは『生みの苦しみ』を乗り越えた者だけだ」と色んな社員の方がおっしゃっていました。アイデアを思いついた者勝ちなのだと。むしろ誰もが最高のアイデアを思いつけるのなら皆んな起業しているよwと。

今までは自分の欲しいものを作ってきて、あまり大勢のニーズを考えたことがありませんでしたが、今回pixivインターンに参加して「生みの苦しみ」を経験したことで、ユーザーが何を求めているのか、どういうものがウケるのかを本気で考えるのが非常に難しいということ、そしてその重要さを学ぶことが出来ました。

 

pixiv

最後に、2週間お世話になったpixivについて。

プロのエンジニアの方々が朝から晩まで黙々と作業しているんだろうな…と最初は(大変失礼ながら)思っていました。実際に来てみると、コミュニケーションが絶えません。集中する時は集中し、その間はSlackでやり取りする。意見交換する時は非常に活発的に意見交換しています。

(ここだけの話、自分のアルバイト先では「コミュニケーションの機会が減るから」とイヤホンの使用が禁止されているのですが)pixivの社員の方々が集中する時にイヤホンをされているのを目にしました。それでもコミュニケーションの機会が減っているとは到底思えないほど、社員同士の結束力が強いのです。

それはチームごとに朝会を行ったり、退勤前にKPTを行っているからかもしれませんが、自分はそれだけではないと感じます。pixivという巨大なプラットフォームを自分たちで作り上げているという、社員一人ひとりのpixivに対する愛故であると思うのです。今アルバイトしているweb系の企業は請け負いなので、pixivの自社開発だからこその愛やこだわりなどを感じ、凄く憧れを感じました。こんな感じの企業で働きたい…

[caption id=”attachment_499” align=”alignnone” width=”2448”] pixiv社内に設置されている飲み放題の味噌汁サーバー[/caption]

本格的に就職活動が始まる前にインターンに、しかもpixivのインターンに参加することができ、就活に対する気持ちを非常に高めることが出来ました。大学卒業までの間にもっと色々勉強しようと思います。

 

…上手くまとめられた気がしませんが、10日間本当に楽しかったです!

pixiv社員の皆様、インターン生の皆、本当にありがとうございました👏