VagrantでWindows上に開発環境を作る
私は大学ではMacBookProを、家ではWindowsPC上の仮想環境(ArchLinux)を使って、日々色々と勉強したり開発をしています。 仮想環境は飛ばしてなんぼ(要出典)なので、よく環境構築に時間を費やしてしまいます。一から作り直すとなると楽しいですが時間がかかります。
そこでこの度、Vagrantを使って環境構築をあっという間に済ませるようにしたので、その手順をここに示します。
環境は以下の通りです。
OS
Windows10 Pro (Ver.1073)
VirtualBox
v5.1.26
Vagrant
v1.9.7
VagrantBox
archlinux/archlinux(v2017.07.01)
VirtualBoxとVagrantをインストールする
VirtualBoxはコチラ👉 https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads Vagrantはコチラ👉 https://www.vagrantup.com/downloads.html
※VagrantBoxの保存先を変えておく
ここは任意です。当方のSSDは残量が残り少ないので、VagrantBoxの保存先をデフォルトのCドライブからHDD3TBのDドライブに変えておきます。 と言っても、環境変数を変えて元のファイルをコピーして再起動するだけです。
export VAGRANT_HOME=D:\Documents\.vagrant.d
元のディレクトリはC:\Users\ユーザー名.vagrant.d なので、私はD:\Documents.vagrant.d にコピーしました。再起動して準備完了。
Vagrantfileとbootstrapを作る
GitHubに上げたので、cloneして使ってください。 https://github.com/i544c/init-archlinux
構築する
Vagrantfileのあるディレクトリに移動します。 vagrant up でVagrantfileを読み込み、VagrantBoxの取得から、bootstrapの実行まで行います。vagrant reload で再起動させるとGUI環境が立ち上がり、早速開発できる状態になります。
デスクトップ上にショートカットを置く
一々Vagrant upを唱えたり、VirtualBoxを起動してVMの一覧から起動させなくても良いように、私はデスクトップ上にショートカットを設置しています。
VirtualBoxのVM一覧から今回作成したVMを右クリックして、「デスクトップにショートカットを作成」をクリックすることで出来ます。
作成されたショートカットのプロパティを開いて、リンク先の末尾に「–seamless」とオプションを付与することで、シームレスモードで起動するので超オススメです。
まとめ
これで一々最新のisoを落として、インストールして、環境構築して…という手間が省けます。 折角Windows10 Proを使っているんだし、次はHyper-VとVagrantにしようかな。